スーザン ジョージ

定価: ¥ 1,365
販売価格: ¥ 1,365 人気ランキング: 118,121位
おすすめ度:

発売日: 2002-04
発売元: 作品社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
スーザン・ジョージのスタイルこの本は、いきなり各論から書かれているので、全体像が見えず、著者の主張も分かりにくい。また口調が感情的なので、それらを取り除いた後の筆者の主張がどの程度のものか正直なところ理解できなかった。いきなりアルファベットの略語が出てくるので混乱した。改善策のようなものがないため批判だけの印象を受ける。
ジョージ・ソロス氏の「オープン・ソサエティを目指して」の方がよりWTOに関する建設的な意見と冷静な批判で分かりやすい。
現代の怪物今も急激に進行しているグローバル化の流れの、何が問題なのかを知る恰好の入門書。著者はWTOがはらむ数々の問題を明らかにしながら、資本が支配する現代の世界の仕組みまでも見透かしてみせる。佐久間さんの解説も秀逸。
WTOは、何らの民主的手続きによらず選ばれた官僚らによって方針が決定され、巧妙に「南」の国々を運営・交渉の蚊帳の外に置き、いわゆる多国籍企業の利益を最優先する仕組みを作り上げている。WTOルールは報復的な関税による罰金徴収という形で強い拘束力を持つ一方で、どんな国際法にも従属せず、環境や安全に関する国際条約や、各国の法律や地方条例にも従う必要がない。貿易にとって障壁になるとみなされれば、環境保護政策も、国民の安全や労働者の権利を守る政策も、提訴される制裁を受ける可能性がある。環境や労働条件に配慮した製品もそうでない製品も同等に扱わねばならないし、様々な安全基準は最低レベルへと引き下げられるのが常だ。水道や教育・保健といった生存に不可欠な公的領域までも国際市場に繰り込みむことは、金のある者だけが選択の権利を持つことであり、未来への選択から政治性を排除する。
貿易の自由化・民営化という曖昧な表現で押し進められているのは、実際にはジュネーブの密室で巨大企業の利益のために作られた路線であり、あらゆるものの"商品化"であって、人々を泥沼の競争に放り込む資本の怪物だ。それは私たちが望む未来の姿なのか……?
わかりにくい!!薄くてまとまっているので、ある程度の知識のある人であればさっと読めて良いかも知れませんが、WTOについては自信のあった私でも、多少てこずりました。(私に常識がたりないのでしょうか!?)但し、参考文献、参考HPなどは大変充実しているのでその点参照したり、より理解を深めるのに有益であると思います。
広く庶民に開かれた書物というより、多少勉強したあとに読む方が良いように思います。この分野に特に興味があるというのであれば、値段も手ごろなので購入し、参考文献等でより深めるという手順をとってもいいかもしれません。(私はそのようにしました)
